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ジュートバッグ比較レビュー


ノベルティやショップバッグとして人気のトートバッグは、柔らかな手触りのコットンや撥水性のあるポリエステル生地など、素材もさまざま。材質によって風合いや特性が異なるため、用途やデザイン、ブランドのイメージによって選ぶと効果的です。
今回ご紹介するのは、粗い繊維が風合いのある「ジュート」を使ったトートバッグ。
ナチュラルな素材感の「ジュートバッグ」は、とくに夏シーズンのノベルティや、自然派ショップのショッピングバッグ、収納袋として人気です。
今回は、販促日本一で人気のジュートバッグ3種を比較してご紹介。同じジュート製でも、どのような違いがあるのか? 素材やデザインなどを見ていきましょう。
ジュートとは?
ジュートとは、麻の一種「黄麻(こうま)」の靱皮部(茎の皮)から作られる繊維のこと。「黄麻」は別名「インド麻」「綱麻(つなそ)」と呼ばれるシナノキ科の植物で、3~4か月で成長し、主にインドやバングラデシュで生産されています。
ジュート繊維は伸びが小さいため生地が安定しています。また、毛羽立ちのあるチクチクとした繊維が特徴で、保温性があり、園芸やナチュラルなラッピングにも使用される「麻ひも」「導火線」のほか、南京袋(コーヒー豆の袋)やラグ(カーペット)などに使用されています。
摩擦による毛羽立ち、変形などがあるため洗濯は推奨されていませんが、汚れや匂いが付きにくい素材のため、汚れた場合は濡れた布巾で拭けばOKです。



(ヘッシャンクロス)
ジュートは毛羽立ちがあるため衣服よりも雑貨でよく使用されています。写真のように、糸の太さや編み方を変えることでも雰囲気が変わりますね。
トートバッグに使用される布
トートバッグに使用されている他の布と比べると、ジュートの素材感をより顕著に感じられるでしょう。
トートバッグに使用される代表的な布には「キャンバス」があります。
「キャンバス」とは主に綿や麻を使用した厚い平織物のことで、日本では「帆布(はんぷ)」とも呼ばれています。
キャンバス(麻)
ジュートと同じ「麻」には、「亜麻(あま)」や「大麻」といった種類があり、夏の洋服などに人気の「麻」は主にこの「亜麻」「大麻」の布を指しています。ざらりとしたシャリ感が特徴的で、ジュートよりも毛羽立ちが少なく、しなやかさがあります。
亜麻(あま)は「リネン」、大麻は「ヘンプ」とも言います。


写真は麻製のキャンバス生地です。縦糸と横糸の糸の本数によって厚みが異なり、糸の本数が多いAのほうがより厚く、ハリのある生地になっています。
麻はコットンより繊維質の粗さがあり、少しザラっとした手触りになります。
キャンバス(コットン)


写真は洋服などにも使われる綿(コットン)を使用したキャンバスです。キャンバスは号数が小さいほど糸の本数が増え、布が厚くなります。
コットンは多くの衣料品に使用されている、肌触りの良い布です。
繊維質が短いため、ジュートや亜麻・大麻などの麻類と比べると、非常に滑らかで柔らかな手触りをしています。
トートバッグに使用されるキャンバスにも、コットンが多く利用されています。
3種のジュート製バッグを比較
それでは、今回ご紹介するジュート製バッグ3種の違いを見ていきましょう。
今回比較するジュートバッグは以下の3点です。
【A】「ジュートスクエアトート(S) ナチュラルホワイト」(以降、「ジュートスクエア」)
【B】「ジュート&キャンバスコンビトート(S) ナチュラル」(以降、「ジュートキャンバス」)
【C】「ジュートコットントート(S) ナチュラルベージュ」(以降、「ジュートコットン」)
サイズ
サイズ展開
【A】ジュートスクエア

【S】
本体 :約220×220×110mm
持ち手:約20×320mm
【M】
本体 :約300×300×110mm
持ち手:約20×350mm
【L】
本体 :約420×360×140mm
持ち手:約20×370mm
【LL】
本体:約W430×H370×D220mm
持ち手:約W20×H560mm
それぞれ3~4サイズで展開しています。【B】【C】はサイズに合わせて持ち手の長さも変わり、肩掛けなどもできるようになっています。
今回のレビューでは、Sサイズを中心に比較していきます。
デザイン
3点はほぼ同じサイズですが、それぞれ形状が異なっています。
【A】「ジュートスクエア」と【B】「ジュートキャンバス」はほぼ正方形です。
【A】「ジュートスクエア」は箱のようなカッチリした四角形でモダンなデザインに、【B】「ジュートキャンバス」は角をラウンド状にしており、柔らかさを感じさせるデザインになっています。
一方、【C】「ジュートコットン」は舟底型で、1枚の布を貼り合わせて本体を作成しています。マチも他のバッグより大きく、お弁当のように平たいものでも入れることができます。
マチと底



1枚の布を縫い合わせて袋状にしている【C】「ジュートコットン」は、底部分に布の出っ張りができます。
一方、【A】【B】はマチと底が1枚の布のため、底がフラットになっています。
持ち手

持ち手は3点すべてコットンですが、形状が異なります。【A】「ジュート」はロープ状のハンドル、【B】【C】は平ヒモです。
【A】のロープ状のハンドルは幅約15mm。柔らかくて握りやすく、重たいものを入れたときも手に食い込みにくくなっています。
【B】は幅約35mmの平ヒモで、柔らかいコットンでできています。
【C】の幅は約25mm。袋と同じキャンバス布を縫っているため、やや硬めの手触りになっています。
平ヒモは折りたたんでしまいやすいので、セカンドバッグなどでも活躍。また、肩などにかけたときにフィットしやすいため、Lサイズなどの大きめサイズでも便利です。
生地

3つのバッグの最大の違いは、生地の違いです。3種類にはどれもジュート生地が使用されていますが、それぞれ素材の配分や編み方が異なっており、質感に違いがあります。
表面


【A】と【B】マチ部分は糸が多い、ざっくりとした目の粗いジュート生地を使用しています。ジュート特有のザラッとした手触りで毛羽立ちもあり、繊維質の目立つ粗い素材感が魅力です。

【C】「ジュートコットン」はジュート糸とコットン糸を織り交ぜた布を使用しています。他のジュートよりも糸が細いため、麻布のような柔らかさと繊維質のザラッとした手触りがあるのも特徴的です。
ジュート生地より繊維質は抑えつつ、ジュートのナチュラルな素材感を出しています。
また、【B】「ジュートキャンバス」はコットン(キャンバス地)とジュート生地の異素材を組み合わせたバッグです。
底とマチをハリのあるジュートにすることで、コットンキャンバスバッグに形状を維持する機能を加えつつ、異素材を組み合わせるデザインのユニークさを加えています。

※コットンキャンバス部分
裏面加工
生地の裏面加工も異なっています。


【A】「ジュートスクエア」と【B】「ジュートキャンバス」(マチ)のジュート生地部分は内側がフィルム貼りされており、ツルツルとした手触りになっています。
内側がフィルムで保護加工されているため、生地にハリが生まれ、繊維の毛羽立ちを気にすることなくモノを入れることができます。ジュートの素材感を楽しみつつ、バッグとして使いやすい仕様です。
【B】「ジュートキャンバス」(袋)のキャンバス生地部分と【C】「ジュートコットン」は裏表に加工の違いはありません。
【B】はコットンキャンバス自体の素材が柔らかいため、内側の加工がなくてもモノを入れやすく、底とマチのジュート部分にハリがあるため、自立しやすいという、ジュートとコットンキャンバスのいいとこどりをしています。
【C】ジュートコットンは他のバッグと比べてジュートの糸が細く、綿糸も交ぜられているため、リネンなどの麻布のような柔らかさがあります。そのため、内側加工なく、コットンバッグのように使用できます。コットンや麻布のような柔らかさを活かしつつ、ジュート特有のザラッとした繊維質を楽しめるのが良いですね。
カラー
カラーは麻のナチュラルなベージュ、【A】「ジュートスクエア」のみ、今回比較したようなホワイトも用意されています。
天然素材の注意点
【A】【B】は裏面がフィルム張りされていますが、ジュート自体が繊維質な天然素材のため、水濡れは推奨されていません。水濡れ・摩擦により若干色落ちしたり、照明や直射日光に長時間あたると変色したりすることがあります。
素材の性質上、洗濯も不可となっています。
耐荷重などは高い素材ですが、濡れやすいものを入れたり、洗濯を繰り返したりする使い方には向いていません。素材感が魅力のバッグだけに、用途には注意が必要です。
折りたたみ



3つのバッグは写真のようにマチ部分を折りたたむことで、平たく折りつぶすことができます。
【C】は細い糸を使ったジュートとコットンの綿麻混交布のため、柔らかく、さらに丸めたり、折りたたむことも可能です。
内容量
では、実際の使用感はどうでしょうか。コンビニで購入したランチを入れてみました。






【A】「ジュートスクエア」【B】「ジュートキャンバス」は布が硬く、バッグの形が崩れません。缶や500mlペットボトルなど、細くて高さのあるものを入れるのにオススメです。ドリンクやタンブラー、瓶詰め食品と組み合わせたノベルティにしても良いですね。逆に【C】と異なりマチが小さいため、平たいものは入りません。
MやLサイズなら、重量のある買い物用のショッピングバッグにもオススメです。
お弁当などを入れるランチバッグなら、布が柔らかく、マチが一番大きい【C】「ジュートコットン」がオススメです。布が柔らかく折りたたみできるので、鞄に入れておくエコバッグとしてもオススメ。コンビニなどのちょっとした買い物に便利です。逆に、バッグの形状をキープする力はないため、中身を入れずに自立させることはできません。

それぞれのメリットを活かしてご利用ください。
印刷・名入れ
【A】ジュートスクエア

【S】
シルク:W120×H110mm
熱転写:W120×H110mm
刺繍:W100×H30mm
【M】
シルク:W190×H190mm
熱転写:W190×H190mm
刺繍:W100×H30mm
【L】
シルク:W240×H185mm
熱転写:W240×H185mm
刺繍:W100×H30mm
【LL】
シルク:W250×H200mm
熱転写:W250×H200mm(最大)
刺繍:ご相談ください
袋部分に印刷・名入れ可能です。1~4色で印刷でき、刺繍も可能! 素材によって範囲が異なりますので、お気軽にご相談ください。ロット・デザインにあわせて、最適な印刷方法をご提案いたします。
また、バッグには別途タグ付けも可能です。
フルオリジナルのジュートバッグも作成可能!
販促日本一では、フルオリジナルのバッグ作成も承っております。
袋や持ち手のサイズ、全面印刷やマチ部分・持ち手への印刷など、フルカスタムで製作可能。
こだわりのつまったオリジナルバッグを作成可能です。
ロットや作成内容により、最適なプランを提案させていただきます。お気軽にご相談ください。
アイテムのセット組みもおまかせ!
販促日本一では、複数のアイテムを組み合わせたセット組みや、オリジナルのパッケージ製作なども承っております。
「バッグを1枚ずつPP袋に入れたい」「バッグにマグカップを入れて、ギフトセットにしたい」など、お気軽にご相談ください。
セット例:コーヒー×ジュートバッグスペシャルギフトセット
オリジナルで作れるブレンドコーヒーと、コーヒーの廃材を利用したマグカップ、ボールペンを、ナチュラルなジュート製バッグに入れて。
ロゴを入れた販売アイテムとしても◎。
まとめ
【A】「ジュートスクエア」
・ジュートの素材感を活かすならコレ!
・カラーバリエーションがベージュとホワイトの2種。
【B】「ジュートキャンバス」
・異素材の組み合わせと角ラウンドのデザインで、他とは違ったデザインのバッグを選びたい場合。
・キャンバス地で名入れやデザインが映える。
【C】「ジュートコットン」
・コットンよりも繊維の素材感があり、ほどよくナチュラルな雰囲気が出せる。
・布が柔らかいため、丸めたり、小さく折りたたみできる。
今回ご紹介したジュートバッグはコチラ! それぞれ3サイズ展開です。お好みの大きさをお選びください。
ジュートバッグは、YouTubeでもご紹介しております。
その他のジュートバッグ
その他のジュートバッグは、特集やカテゴリー一覧をご覧ください。
ノベルティの名入れからオリジナルパッケージの作成まで、幅広く対応いたします。
「こんなことできる?」「こんなアイテムを探している」といったお問い合わせ、お見積もりだけでも、お気軽にご連絡ください。
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